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このブログは永六輔こそ今いちばん面白いタレントだという認識の下、ただひたすら永六輔についてのみ書き綴る特殊ブログです。
このブログの記事はTBSラジオで土曜午前8:30から放送されているラジオ番組「土曜ワイド永六輔その新世界」の感想文と膨大に存在する永六輔の著作の書評によって主に構成されます。 なお、文中で「先生」という代名詞がインフレを起こしていますが、これはもちろん、永六輔先生を指しています。 カテゴリ
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2005年 03月 18日
永先生が長年にわたり唯一コマーシャルに出演している商品。先生はかつて所ジョージから、「コマーシャルは、いろいろやっておかないと商品のイメージがついちゃいますからね、浅田飴をやったら、ほかのもどんどん引き受けないと…」と忠告されたらしいが、意に介することなくCMに出つづけ、街で「アラ、浅田飴」と呼ばれるまでに商品イメージと一体化を遂げた。現在でも日本国民の「永六輔」イメージの中で「浅田飴」は磐石の位置を占めており、永先生のモノマネをする者は十中八九「セキ、声、ノドに浅田飴」という決めセリフを口にする。
永先生と浅田飴の関係は、かつて先生に幕末の西洋音楽である官軍マーチ「ヤッパンマルス」(日本行進曲)について講義を行い、譜面のコピーなどの貴重な資料を提供した堀内敬三氏が、現在の株式会社浅田飴の前身である堀内伊太郎商店の御曹司であったことに由来する。永先生はこの時の堀内氏の「ご恩返しのつもり」でCMに出演しつづける一方、氏より伝授をうけた「ヤッパンマルス」に入れ込んで独自の調査研究活動を行ない、これに関する話をNHK人間講座で披露する程の持ちネタへと練り上げた。永先生にとって「浅田飴」は、キャラメルではないが「一粒で二度おいしい」代物であったといえよう。 参考文献:永六輔『さよなら芸能界』(朝日文庫 2001年)
by h_motoda
| 2005-03-18 00:30
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