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このブログは永六輔こそ今いちばん面白いタレントだという認識の下、ただひたすら永六輔についてのみ書き綴る特殊ブログです。
このブログの記事はTBSラジオで土曜午前8:30から放送されているラジオ番組「土曜ワイド永六輔その新世界」の感想文と膨大に存在する永六輔の著作の書評によって主に構成されます。 なお、文中で「先生」という代名詞がインフレを起こしていますが、これはもちろん、永六輔先生を指しています。 カテゴリ
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2005年 04月 13日
番組冒頭は恒例の「六輔六日間」のコーナー。
それによると先生は伊豆七島へ行かれたそうである。 で、ウンチクの帝王でもある先生としてはこう言わざるを得ない。 「伊豆七島、全部言えますか?」 もちろん、というか、残念ながら、というか、外山アナは答えられなかった。すかさず先生は模範解答を示す。 大島、利島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島・・・。 たが、六つまで出たのに肝心の七つ目が出ない。 さすがのウンチク君主もとうとうギブアップ。先生悔しがる。なお正解は「新島」で、後ほどはぶ三太郎によって明かされた。 さてそんな枕はさておき、先生は此度の伊豆七島訪問で八丈島の人情に特に感銘を受けたらしい。 先生曰く、八丈島は宇喜多秀家以来流人の島となったが、それゆえにさまざまな人が八丈島を訪れることになった。そうした人と人の交流によって多様な文化が混ざり合い、八丈島はちょうどアメリカのような気風に満ちることとなった・・・、そうだ。また先生は流人というのは鎖国に反対するなどした政治犯たちであると補足した。 流人の島、と聞くとマイナスのイメージしか湧かないが、多様な文化の融合、と聞くと実にすばらしい理想郷に聞こえてくる。六輔マジックである。 しかし深読みすれば、島を脱出して琉球を「侵略」した為朝を故意に無視した、とも言える。「新世界」史観では流人は鎖国反対などの進歩的主張をしたために罪に問われた「反体制」派という位置づけのようなのでそういう政治的リップサービスがあったとしてもおかしくはない。でも宇喜多秀家は別に進歩的知識人ではないよなぁ。まあそういうドンブリ勘定もまた「新世界」の流儀である。 まだ番組開始十五分程度しか消化していないが今回はここまで。 「その2」以降に続く。 追記 源為朝は八丈島とも縁が深いですが、配流先は大島でした(リンク先にも大島と明記されている)。ドンブリ勘定な深読みを深く恥じるとともに、TBSのある赤坂の方角に向かって三跪九叩頭六腹筋いたします。またこれまで「部員」と名乗っていましたが自ら等級を二つ下げ以後は「部員助手」と称します。
by h_motoda
| 2005-04-13 00:37
| 新世界コンキスタ
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