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このブログは永六輔こそ今いちばん面白いタレントだという認識の下、ただひたすら永六輔についてのみ書き綴る特殊ブログです。
このブログの記事はTBSラジオで土曜午前8:30から放送されているラジオ番組「土曜ワイド永六輔その新世界」の感想文と膨大に存在する永六輔の著作の書評によって主に構成されます。 なお、文中で「先生」という代名詞がインフレを起こしていますが、これはもちろん、永六輔先生を指しています。 カテゴリ
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2005年 12月 21日
六輔六日間のコーナー。昨今の何かと悲惨な事件の多い世情に対して、
「こうしてこうすりゃこうなるものと、知りつつこうしてこうなった」 という男女関係の世界をうたった都都逸を引用しつつ、想像力の重要性を説く永先生。 さらに将棋や碁が先の先まで読むことに触れ、今の社会にはそれが足りない、というところから話はいきなり次のように展開する。 「僕が、恵理に何か腹が立ってね、恵理が邪魔だ、恵理を何とかしちゃおうと思うじゃないですか。」 永先生、いきなりずいぶん物騒な想像力の行使である。先週の「ステッキ」の件もそうだが、先生はここのところややバイオレンスな想像がお好きである。続けて曰く、 「で、何とかしたらどうなるかってことを想像しますよ。何とかすると、まずあなたを刺す、っていうのも乱暴だけど、あなたを怪我させたり何かするとしますね。そうするとそれは僕の家族にもあなたの家族にもとんでもないことですね。それだけじゃなくて近所がどう思うか。それでマスコミがたぶん来るでしょう、それに対応しなきゃならないでしょ。」 永先生、マスコミ報道より先に近所の評判の心配である。しかし永先生ほどのビックネームがTBSのアナウンサーに腹を立てて怪我をさせればマスコミの格好の餌食で大騒ぎである。下手をすれば東スポあたりには「永六輔、エイっとTBSアナウンサーを襲撃」とか書かれかねないですよ。ともあれ永先生はさらに続ける。 「で、それ以外の評価のひっくり返り方や何か全部ひっくるめて、そうするとこうなるだろうな、こうなるとこうなるだろうな、やりたいけどやめようっていうギリギリのところで、想像力が役に立つんですね。ブレーキがかかる時に。それしないとイっちゃうとこイっちゃうんですよ」 永先生、想像力でブレーキをかけないと、「イっちゃうとこイっちゃう」くらい外山アナに相当鬱積しているところがあるんだろうか。 ともあれそこから話は昨今の犯罪やマンションの強度偽装に話が移り、再度想像力の重要性が力説される。そしてこの観点から、想像力を膨らませるのに役立つことが勧められ、 「だから算盤にしても将棋にしても僕がやった方がいいって言うのはそこなんですよ」 と、先生お得意の算盤の勧めも出てくる。そしてかなり勢いに乗ってきた永先生、 「もう一回野暮ったい都都逸で申し訳ないけど、これは江戸の昔からある都都逸ね」 と、トドメとばかりに冒頭の都都逸を再度紹介する。 「こうしてこうすりゃこうなるものと…、こうしてそのままそうなった」 永先生、後半グダグダである。しかしこのグダグダな一瞬があるからこそ、永先生の「おもしろくてためになる話」は面白いのである。
by h_motoda
| 2005-12-21 23:50
| 新世界コンキスタ
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